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「主役はいつも、普通の人々」
 若い瞳がソウゾウする街の未来
DATA
 Yokosukan(ヨコスカン)
 「横須賀らしい街づくりって、何だろう?」をコ
    ンセプトに、アートやデザイン、建築など多種
    多様な分野に携わる学生たちが立ち上げた
    グループ。様々なイベントを通して注目を集め
  る彼らの想いを追います!
  公式サイト→Yokosukan design with art 
Photo by Yuya Fukada
「プロだけが手がけていく
街づくりって、違うと思うんです」
インタビューの最後に“将来は、何を目指しているの?”と聞くと、松井創(ハジメ)は即座にこう答えた。「パン屋さんなんかどうかな」。パン屋!?…「みんなで街づくりに関わっていくのが理想なんです。この先『プロ』と呼ばれる人たちだけで街づくりをしていくのは、何か違うかな?と思う僕が、将来パン屋さんになったらどうかなって(笑)」
本当にパン屋になるかどうかは別として、彼の言葉は、『ヨコスカン』の若者たちが共通してもっている意志を、明確に代弁したものなのかもしれないと思った。プロの力を借りながらも、実際に住み、土地のいいところも悪いところも知っている“普通の人々”が積極的に関わっていく街づくり。その一つの壮大な実験が、彼らの取り組みなのだ。
およそ30人ほどの集団になった『ヨコスカン』のメンバーは多彩だ。ハジメ、渡辺学(マナブ)、黒澤清高(クロ)の代表3人に加え、大学も学部も趣味も年齢も違う若者が集まる。しかし代表のトリオはメンバーたちを“組織”として束ねている様子がない。サークルのようでもなければ“組織”の持つ硬さも感じられない。一言で言えば“ユルい”のだ。
建築を学ぶ学生はヨコスカの都市計画を考え、福祉学科に通う人は住みよい街の将来像を思い、そしてアートが得意な若者はデザインを意識した街並みを創造し、発表。また、それらを見た学生が自然発生的に集まり、活発に情報交換していく。個性的なメンバーを束ねるのは、リーダーでも規則でもなく、ただ『横須賀』というキーワードなのだ。
そして2004年11月には、ヨコスカンとして初の大規模イベント『横須賀ソウゾウデイズ2004』を開催するまでになった。ヨコスカンが形になってからソウゾウデイズが始まるまで、わずか1年足らず。その間を猛スピードで駆け抜けてきたハジメ、マナブ、クロの3人。今までのこと、そして“ヨコスカン”な彼らがソウゾウするこの街の未来を覗いてみた。
◇“ハジメがはじめた”その行動とは?
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