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      【再評価】 パイタンを狙え!〜武いち      

パイタンを狙え!〜武いち

横須賀市久里浜
夫婦橋から久里浜街道を開国橋へ向かう途中を右
横須賀市立工業高校並び
[地図]
●営業時間情報●
〔平日〕 11:30-15:00 / 17:00-21:00 〔日・祝〕 11:30-20:30
〔定休日〕 毎週月曜日

スープ パイタン(まろやかとんこつ パイタンチャーシューメン〜クリックして拡大!
武いちのパイタンラーメン
〜クリックして拡大!
めん 中太めん/
ストレート(自家製)
チャーシュー 脂ふつう/やわらか
トッピング メンマ・わかめ・ネギ
ねだん 850円
(パイタン650円+チャーシュー200円)

【初回評価版】
麺とスープはラーメンにおける車の両輪であることは言うまでもない。
どちらがダメでも、逆にどちらかだけ突出していても全体的なバランスの妙は生まれない。それはさしずめ相方がダメな漫才コンビみたいなものだろう。そうするとチャーシューなどのトッピングは衣装というべきか・・・。
衣装だけ華やかでは飽きられる。最後は中身、ということになれば、麺をていねいに自分で作る店というのはそれだけで中身に気をかけているような気がして期待が持てる。三浦半島で今まで行ったラーメン屋さんはそのほとんど全部が麺を外部委託しているから”自家製麺”なんて書いてあればなおさらだ。
さて、結果的に麺はジャストマイテイスト。これは個人的に大好きだ。
何を”つなぎ”にしているか、とか何が入っているかなんてわからないので外見で判断すれば、太すぎず細すぎず、そしてとにかく表面がツルツルしたのど越しのいいストレート麺だ。ちょっとゆで方がやわらかいかな、とも思うが、これはこれでのど越しコシは十分合格。
しかしこれはどこかで食べたような・・・。そうだ、某飲み屋の”タイ風焼きビーフン”の麺を太くした感じ。とにかく他の店の麺と比べると明らかに違うのだ。
そうなると残すは車の両輪の一つ、スープだ。
この店ではみそ(600円)・しょうゆ(550円)・とんこつ(550円)・塩(550円)のラーメンからチョイスできる。
しょうゆラーメン(550円)
今回試したのはみそとしょうゆだが、その両方に共通しているのは熱すぎてしょっぱいこと。この熱さは際立っている。ついさっきまで沸騰していたスープそのものだ。中身も単調で、深みのあるスープではない。チャーシューがおいしいだけに、これは残念だ。
これでスープをどれか一つに絞り、麺と合うように研究して深みを出せば、かなり個性的なラーメンが出来上がるのではないか?
ギョーザ(350円) 実際、つけ麺や冷麺などの、自家製麺を生かしたメニューもあるのだから、肝心なラーメンをしっかり生かしたいところだ。
それともうひとつ気になることが。ギョーザ(350円)がいただけない。もちもちとした皮はいいのだが、厚いのでカリカリ感がなく、中身の取り合わせがいまいち。おまけに部分的に焦げくさいような匂い・・・。
全体的に見て、麺に力をいれているのだがそれだけで終わってしまっているような、この店。これから、麺とその周りのバランスがどこまでそろっていくのか…それを期待して何度かつい足を運んでしまう店になりそうだ
ラーメン道の長い道のり・・・これは優秀なアイテムを手に入れてしまった宿命なのかもしれない。
【再評価版】
読者の方からメールをいただいた。
そこには『武いちはパイタンが絶品ですよ』とある。そういえば、以前にメールをいただいて、それをすっかり忘れてみそを注文したんだった。
・・・ということでさっそく試しに出かけた。
今回はチャーシューのトッピングをせずにパイタンラーメン単独で食べたが、これがまた絶品
とんこつスープがまろやかになった感じで、濃厚でコクといい深みといい申し分ない
武いちのみそチャーシューメン
これはみそ味チャーシューメン
自慢の麺はもちろん健在で、これとパイタンスープは非常によく合う
しかしとんこつベースにしょうゆのいわゆる”家系”は食べなれているが、これはめずらしい。
あんまりおいしいので店主に聞くと、ここまでまろやかな味にするのは難しく、うちでは関西から丸ごと仕入れているとのこと。
なるほど。そのこだわりはこのスープを飲んでみないとわからない。
初回評価版では”優秀なアイテムを手に入れてしまった宿命”と書いたが、どうやらもうすでに”最強のラーメン”を手に入れているような気がする。
これ一本でも十分いける、という実力が十分あるとすれば、そんな中での接客の良さ、当たりのやわらかさ、さらには郊外にポツンと建って宣伝も控えめなこの店・・・能あるラーメン屋さんは、一体何を隠しているというのだろう

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2000.5.8