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匠の味は、どこまでいくのか?〜豊蔵

横須賀市佐原4-1-10
佐原交差点から久里浜方面へ約600m
地図
●現在は別のお店になっています●
スープ しょうゆ・しお
(選択可)

豊蔵のチャーシューメン
〜クリックすると
拡大画像が見られます
めん 細めん・太めん(選択可)/
ストレート
トッピング ノリ・ネギ・メンマ・
なると・ワカメ
ねだん 豊蔵らあめん 800円
らあめん 600円
チャーシュートッピング 200円

最近は、三浦半島に新しいラーメン屋さんの開店ラッシュが続いている。いや、正確に言えば“閉店と開店ラッシュ”かもしれない。うまいラーメンを知り尽くした『舌の肥えた』人々の好みに合わせて、ラーメン屋さんは新しい味を味を開発していかなければ生き残れない時代になったのだ。
ちょっと前までなら、『家系』の味を出せばとたんに行列ができたのかもしれないが、最近の新規出店の特徴は「非・家系」
落ち着いたつくりの店内
厨房の中は最大2人 ギトギトじゃない、あっさりな味が求められる傾向にあるのだ。しかも、ただあっさりではなく“特徴のあるあっさり”。シンプルで、素材を生かしたストレートな味というわけだ。
そんな中で2002年の12月にオープンしたのがここ、“らあめん工房・豊蔵”。
ここでも、やはり、「非・家系」の独立した味への挑戦が続いている。
まず食べたのはらあめん(600円)トッピングのチャーシュー(200円)をつけたバージョン。スープはしょうゆとしおから、またメンは太めんと極細めんから選ぶことができる。今回は、しお+極細めんをチョイスした。
さて、やってきたのは正統派の塩ラーメン。スープをすすると、コンブだしがきいた濃厚な塩味がした。
しかし、味がちょっと単調だ。極端に言えば、塩の味しかしない感じなのだ。
塩らあめん+チャーシュー
チャーシューはなかなかグッド それに、極細めんが何となくやわらかい。とんこつによくあるこのめんは、やっぱり固めにゆでられたものを食べたいところだが、これはちょっと残念。のど越しよりも、どうしてもボリュームに気がいってしまうのだ。
しかしチャーシューはうまい。『特製釜を使い、炭火で焼き上げ、熟成させ、完成まで3日かけた』というだけあって、しっかり味がついてやわらかい。
ノーマルな『豊蔵らあめん』にはチャーシューが1枚だから、ぜひこのチャーシューのトッピングをオススメしたい。というか、これがなかったら、あまり特徴のないラーメンに思えてしまうのだ。
そして、サイドメニューの餃子(300円)無難な味外はカリカリに焼き上げられていて、中身もホクホクなのだが、もう少し皮にねばりがあって中身にも味があればな、という感じ。
餃子はカリカリ
すじ煮ラーメン ううむ、何だか中途半端な感じだな、と思いつつ、それならば「独立系」の心意気を見てみようと、別の日にすじ煮らあめん(800円)を試してみた。今度は、太めんをチョイスだ。
運ばれてきたどんぶりには、たっぷりのネギと、一口大のすじ煮がおよそ200グラムドバっと乗っていて、なかなか壮観な眺めだ。さっそく穴あきお玉ですじ煮をすくい、口に放り込む。
!!・・・うまい
すじの部分はとてもやわらか。それに脂身の部分は、じっくり煮込んでいてギトギト感がない。そして最初に歯ごたえを感じ、口でかむとトロっとしてくるような感じがなんともいいのだ。
これはいける、と思ってスープをすすると、またもや単調。今度は“しょうゆの味しかしない”という感じだ。せっかくおいしいすじ煮が浮いているのだから、それを生かしたような深みがあれば・・・なんて思う。
すじ煮はなかなか!
我々麺登場! 太めんも、もう少し固めがいい。
ううむ、またまた中途半端な感じだな・・・と思い、今度こそ「独立系」の心意気を味わいたいと、3回目のチャレンジを試みた。
今度は、特製平打ちめんを使うという我々麺(がーがーめん)(650円)だ。
出てきたどんぶりの表面には、玉ねぎとひき肉をいためたものが。
穴あきお玉で慎重にそぼろをすくいつつ、食べる。しょうゆ系の、濃い味だ。
そしてめんをすくってびっくり。まるできしめんのような、はてまたフェトチーネのような、平べったいものなのだ。それをつるっと食べていると、何だか“肉そぼろうどん”をすすっている気分
さらにスープはやはりしょっぱめのしょうゆ
何かが足りないな、と思っていたが、どうやらそれは『連係』なのかもな、って思った。
超平打ちめん!
ランチには200円でミニ丼がつく こういうラーメンだったら、肉と玉ねぎにとろみをつけていためて、スープとめんの潤滑剤になってもいいのだ。
しかし、今はそれぞれの具が独立して主張している感じだから、いまいち一体感がない。せっかく超平打ちめんを出しているのだから、それをもっと具とからめて生かすようなことをバンバンしてもいいのだ。
スープを1つに絞ってしっかりコクを出し、めんは固めに・・・
せっかくいいアイディアで出店してきたのだから、こんなふうにしてこだわりを出していけばじゅうぶんに話題になっていくのかな、っていう気がする。
店の表には『素材を活かした匠の味』とある。
今のところは、素材を活かしすぎてツンツンした感じになっているから、今度はそれをうまく連係させて丼ぶり全体をデザインしていくようにすれば・・・・。
─でも、まさに“言うは易し・・・”の世界なんだろう。
激動のラーメン屋さん閉店・出店ラッシュの中で、これからどうなっていくのか?
『らあめん工房』でのこれからの奮闘に期待して、星は4つ。
新しいラーメンへのチャレンジは、まだまだ続いていくのだろう。

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2003.6.16