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来たれ、若旦那!〜ちりとてちん

三浦市三崎3-10-1
三崎港バス停から徒歩5分
[地図]
●営業時間情報●
[平日] 11:00-14:00 / 17:00-21:00
[日・祭日] 11:30-21:00
〔毎週木曜日・第3水曜日定休〕
●電話●
0468-82-6956
●駐車場●
三崎港そばの商店街共同駐車場を利用
(2時間まで無料)

落語の演目に『酢豆腐』というものがある。
街の若い衆の飲み会の肴にしようとしていた豆腐を誤って腐らせてしまい、どうしようと困っていたところへ気取った若旦那がやってくる。若い衆たちはカビが生えた豆腐を”長崎名物ちりとてちん”という架空のものにでっち上げてすすめ、若旦那も腐っていることは知りながらもおだてられて食べてしまうというストーリーだ。
創業17年の老舗、『ちりとてちん』は落語好きの主人がつけたというが、なかなかどうして、新鮮なマグロが味わえる港のすぐそばのお店だ。
右の画像はビントロ丼(1400円)。みずみずしくて脂の乗ったビンチョウマグロのトロをゴマじょうゆで味付けし、あさつきをあしらった丼だ。 口に入れるとトロトロととろける感じが味わえ、ゴマの香ばしさもあいまって絶妙の味付け。
その特製タレに中トロを漬けたのが左の中トロあずま丼(1600円)。こちらも厚みのある中トロがプリっと主張し、舌の上で溶けるような感覚が心地よい。
ビントロ丼(1400円)
ビンチョウも中トロも脂っぽくて何枚も食べていると飽きるかな?と思いきや、飽きがこないのはやはりタレによるところが大きい。
中トロあずま丼(1600円) 三崎で何軒か食べたお店はすべてタレが違い、ラーメンのスープ同様にまさに秘伝の味を食べ比べていくのも三崎の楽しみ方の一つだ。
今回は食べなかったが、マグロを堪能したいのならちりとてちん丼(1800円)もおすすめ。これはあずま丼・ネギトロ丼・照り焼き丼の3種類が楽しめるまさにマグロ三昧のセットだ。
そしてお土産にはマグロのさつま揚げ(500円)を。出来立てアツアツのさつま揚げが4つ入ったもので、これを食べながら三崎の街を歩いてもいい。やわらかくてしっとりしたホクホクのさつま揚げは1人前をあっという間に平らげてしまう絶品だ。
さて、先ほどの『酢豆腐』、腐った豆腐を食べた若旦那は若い衆にもっと食べろとすすめられる。それに応えて若旦那は知った顔でこう一言。
「ちりとてちんは一口に限ります」・・・。
さすが、若旦那。
これが三崎ではさしずめ『まぐろは一口でぺロっと食べるに限ります』となるのだろうか。落語にはオチがあったが、このお店の味にはオチは存在しない。ふわっとした遊び心はあっても、味は至って真面目。
マグロの味を知り尽くした全国の若旦那の一言を、この店は待っているのかもしれない。

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2001.10.29