| 三浦半島をあるく!へ戻る |
| [600000ヒット記念ミニ企画] 星空の下の森に〜観音崎・心霊ナイトウォーク(1) |

| ●採取地⇒横須賀市観音崎 | [地図] |
| ●昼間の観音崎情報はこちら⇒青・白・緑のあそぶ場所〜観音崎ウォーク | |
| ★後編はこちら→観音崎・心霊ナイトウォーク(2) | |
| 2001年のお化けマンション突入から一年。 今年のターゲットは観音崎だ。 昔からさまざまな心霊現象の報告が相次いでいる場所だ。 旧軍の施設や岩礁地帯、山。 いかにもお化けが住みつきそうなアイテムがあふれる森に入って、真夏のナイトウォークを敢行した。 |
![]() |
![]() |
観音崎レストハウスの前は深夜にもかかわらず車でいっぱい。 心霊マニアの間では有名なこの地は、夏の肝試しにはもってこいの場所なのだ。 多々良浜方面に歩き出して、最初のトンネルをくぐる。なんか、ものすごく”出そう”なトンネルだ。 ・・・と思っていたら、出た。 体長15センチくらいの、ゲジゲジ。 ものすごく立派なお姿。霊より怖い。 |
| ◆3分間トンネル〜"左右の独房には人骨が落ちている"のか? | |
| 東京湾海上交通センターに至る道は関係者用の長いトンネル。 距離は150mほどだが、なぜか常時明かりがついていないので、夜はもちろん、昼間でもかなり怖い。 ここを通る関係者は入口にある電灯スイッチをつける。すると3分間だけ明かりがつき、その間に通り抜けることになる。 が、夜はスイッチがつかなかった。それ以前に出口の門には固く鍵がかかっていて、通行が禁止されていた。 |
![]() |
![]() |
しかし構わず侵入。 すると、奥からゾロゾロと肝試しグループと思われる男女が出てきた。みんなこのトンネルを探検したいのだ。 ここを知らずして観音崎心霊ツアーを語るべからず、というほどに有名なこのトンネルには、ちょうど中間地点くらいに2つの扉がある。 その扉にまつわるのが【ここは独房で、中には人骨がゴロゴロ落ちている】というものだ。 |
| 資料をひもとくと、この観音崎要塞ができたのは明治16年。 そして洞窟レンガ造りの観音崎砲台付属火薬庫が完成したのは明治18(1885)年。これがここのトンネル一帯と思われる。 気温と湿度が一定の部屋をトンネルの周囲にいくつも作り、そこにたくさんの火薬類を保存するのだ。 ということでこの扉は独房でもないし、ましてや人骨などはありえない。 |
![]() |
![]() |
しかしできてから120年近くたっているトンネルと扉はやっぱり不気味だ。 確かに独房のようにも見えるし、開かない扉の向こうには人骨がゴロゴロありそうな気がしてくる。 上部についている鉄格子の中を覗くと、きれいな白い壁が見えた。クモの巣が張っているものの、予想以上にきれいな部屋だ。よっぽどしっかりした建物なんだろう。 |
| そんな火薬庫にトンネルの外側から回りこむ地下道を発見した。 3分間トンネルを抜けてすぐ右の茂みに、その入口はあった。 トンネルに入ると、中は息が白くなるくらいひんやりしている。そして不気味なくらい静かだ。 入ってすぐ左に当時の詰め所だったと思われる部屋が2つあって、驚いたことにそこには毛布や落書きが・・・。 誰かが暮らしていたのだろうか? そんな人の気配が、する。 |
![]() |
![]() |
この中で暮らすどころか、数分いるだけで息がつまりそうになる。 夏は確かにものすごくひんやりしていて天然の冷蔵庫のようだが、ここで一夜を明かすなんて恐ろしすぎる。 中にはヘビだのゲジゲジだのコウモリなんかがウヨウヨいるかな?なんて思ったけれど、生き物の気配はまったくなかった。 生物を拒絶するような空気だ。 |
| 奥まで行って右に折れると、120年前そのままにきれいなレンガ造りの道があった。 10メートルくらい行った突き当りはコンクリートで固められていてふさがれていたが、この先が先ほどの火薬庫につながっているのだろう。 日清・日露・太平洋と、いくつもの戦争の中でこの観音崎要塞が活躍したことはほとんどない。 昭和9年頃からは事実上使用していなかったという話もある。 |
![]() |
![]() |
それにしても中はきれい。 明治生まれの重厚なレンガはたいていのことでは壊れそうもない。 そして通気口と思われる穴の中のコンクリートも当時そのままという感じ。 唯一時代を感じさせるのが電灯と配線だ。 電球は割れ、配線は朽ちてしまって、もうこの道を照らすことは二度とない。 |
| この地下トンネルを通って、火薬庫から中国戦線にむけてたくさんの弾薬が運ばれたという。 しかも戦争が終わるまで付近一帯は一般人の立ち入りが一切禁止されていたから、森と建物が一体となって全て残されることになった。 由緒正しい頑丈な建造物に、邪悪な心霊はふさわしくないのかもしれない。 そんなことを思いながら、トンネルを後にする。 |
![]() |
| ★続きはこちら→観音崎・心霊ナイトウォーク(2) |
| 三浦半島へ行こう!へ戻る |
| 2002.8.19 |
![]()