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神様へ通じるドア〜豊川稲荷

採集地⇒横須賀市若松町 [地図
前から気になっていたエリアがここ、豊川稲荷だ。
横須賀中央の大通りに面した商店街、三笠ビルの一角、靴屋さんの店先の奥にある怪しげなドア・・・。夜などは商店街の喧騒の奥にある暗〜いスポットという印象で、ちょっと近寄りがたい雰囲気だ。
”豊川稲荷”というのは全国的によくあるのだが、大本は愛知県豊川市にある曹洞宗の寺だ。
本尊は千手観音菩薩・・・え?寺?菩薩??
今まで私は豊川稲荷=神社と思っていた。”御稲荷(おいなり)さん”を辞書で引くと、”いなりずしの通称”という説明と並んで『穀物の神である稲荷、また、それをまつる(やしろ)を敬っていう語』とある。ヤシロっていうのは神社ではないのか??
そして再び”稲荷”で引くと、『五穀をつかさどる倉稲魂神(うかのみたまのかみ)をまつった神社。稲荷神社。また、総本社の伏見稲荷のこと。』・・・もうよくわからない。
これだけで十分個人的にはミステリーだが、それは私が知らないだけで、知っている人にとってみれば愚問なのだろう。
これから164段の階段が続く・・・
”徳寿院”の入り口 ドアは軽そうだったが、手をかけてみると怖いくらいにギイイイイと音をたてて開いた
それだけで商店街の通行人が振り向くほどだ。
慌てて外に出ると、そこには長い長い階段がそびえていた。
外はひんやりして、今までの喧騒が嘘のように静まり返っている。商店街の雑音も、人々の話し声もまったく聞こえない、本当に荘厳な雰囲気だ。
そう、この上には神様または仏様またはそのどちらもが待ち受けているのだ。
途中何度も忘れそうになりながらその数を数えながら一段ずつ上っていく。
ぜーぜー言いながら164段めを上ると目の前には門が建っていた。看板は”徳寿院”。どうやらここが入り口らしい。
寺の敷地(・・・この門構えと建物から、寺のようだった)には人影はなく、由来を書いた看板も存在しなかった。
ふと目を転じると、あった。キツネの彫像の奥に・・・これがお稲荷さんだ。
小さいながらもしっかりと鳥居も存在している。
徳寿院というお寺の中にある豊川稲荷ということなんだろうか、まさに神仏習合の見本みたいなものだ。

しばらく無人の敷地にたたずんでいたら、頭がクラクラするような看板が目に飛び込んできた。
→成田山不動堂』・・・。
え??まだ何かあるのか?
慌てて足を向けると、あった。第3の建物が・・・。
稲荷発見!
こちらは成田山 成田山・・・。
調べるとこれは成田山新勝寺を大本山とする真言宗の寺だという。
曹洞宗・真言宗・神社・・・。
ここは神様のコンビニか??
なんだかわけがわからないうちに下山したが、そんな私を鳥居前のキツネが”出直してこい!”とあざ笑っていたような・・・。

ちょっと初詣、のつもりで寄ったところがとんだミステリースポットになってしまった。
いろいろ調べてもどうもよくわからない。
ま、神様や仏様の世界にもいろいろあるんだろう。・・・そんな馬鹿なことを考えながら降りる164段の石段。いつかわかるときがくれば、それがご利益なんだろう。

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2001.1.15