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| 猿島大冒険!〜21世紀改訂版〜 猿島島内ツアー(1) |
| ◆無人島へ出航! | |
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猿島への航路はたった1つ。三笠公園からの船である。90人と43人乗りの2隻の観光船が迎える。 料金は往復1200円(2001年11月現在)。朝8時30分頃から夕方4時半ころまで、およそ30分間隔で運行しているが、特に夏休みの土日は大変混雑するので、2隻の船でのピストン輸送になる。 なお、運行時間は季節・曜日によって変わるので、【トライアングル公式HP】で確認するか、『トライアングル三笠営業所[0468-25-7144]』に問い合わせてから出かけるのがいいかもしれない。 |
| ◆猿島桟橋 | |
| 10分の船旅はとっても快適。左に米軍施設、そして右手には横須賀新港、後には三笠公園と横須賀市街を眺めながら、小さな船は東京湾を横切っていく。 接岸すると、コケや貝殻がぎっしりくっついた細い桟橋をわたって島へ上陸。 この桟橋は、ここが軍の要塞だった頃から使っていたもの。 当時は軍の船から、たくさんの兵隊たちがこの桟橋から要塞へ向かっていったはずである。 |
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島の入り口には、『海軍港』という石碑が、まるで玄関の表札のように建っていた。 この周りが、この島でいちばんにぎやかなところである。 石碑のそばにはこぢんまりとしたビーチが広がり、ここからちょっと高台へ上がると売店とトイレ、そしてバーベキューのレンタルショップがある。 島でバーベキューをするときはここを利用するといい。 食材以外は箸(10円)からターフ(4000円)までたいていのものがそろう。 ちょっとしたバーベキューならコンロなどのセット(大2500円・小2200円)にサラダオイル(350円)、焼肉のたれ(300円)でOKだ。 また鍋(500円〜)やお玉(100円)もあってトン汁とかお汁粉もできる。 問い合わせと予約は0468-25-7144へ。 その奥には、昔の兵舎本部であった建物があった。ここの先を入ると探検が始まる。 |
| ◆三日月ビーチ | |
| 島に着くと、すぐ目につくのが船着き場の右に広がる砂浜だ。 パンフレットには「砂鉄の浜」とあり、その名の通り砂鉄がたくさん埋もれているんだろうが、何だか味気ない。そこで、その形から「三日月の浜」と名付けてみた。 この三日月ビーチはそんなに広くはない。 そもそも周囲が約1.7kmしかない島である、おおまかに言って三浦海岸の20分の1くらいの広さくらいである。 |
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| しかし、他の海岸と違って、対岸にビル群を見ながら泳げるところがなんとも不思議な気分にさせる。800mしか離れていない横須賀市街を眺めながらのんびりと甲羅干し・・・。なかなかいい体験だ。東京湾を行き来するたくさんの船を眺めていてもいいし、第一車の音がうるさいこともなく聞こえるのは人の声と船の航行音、そして近くでやっているバーベキューのバチバチという音くらいだからいい。 | |
| ◆要塞の切り通し | |
| 坂道を上がっていくと、まず明治時代の兵舎・弾薬庫跡の切通しを通ることになる。 いってみればここは猿島のメイン・ストリート。 太いツタが幾重にも重なったレンガ積みのこれらの建物。今でこそブキミであるが、昔は軍の中枢が集まっていた重要軍事施設であった。 両側にあるこれらの建物、上の方に小窓がついているのは兵舎、そして窓がないのは弾薬庫だった。 |
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兵舎は幅5m×奥行14.5m×高さ4.2mが2棟、そして弾薬庫は幅5.2m×奥行8.4m×高さ4mが3棟。 当然弾薬庫の上には砲台があって、実際弾薬庫の隅には、弾を運搬するためであろう井戸が設置されている。 この猿島要塞は、山をそのままくりぬいた露天掘りでつくられている。空から軍施設の存在がわかってはいけないからだ。 そのためか、この切通しは薄暗く、ひんやりしていて、真夏に歩くととっても気持ちがいい。 ※この切通しは老朽化で崩落の危険があるということで、2001年11月現在この道を通ることはできません。迂回路を通ることになります。 |
| ◆フランストンネル | |
| メインストリートを抜けると”愛のトンネル”と呼ばれる長いトンネルがある。 幅4m・高さ4.32m・全長90mのこのトンネルは、中に指令部・兵舎・弾薬庫・倉庫が入った要塞の中枢であった。 中はひんやりしていて電気はところどころについてはいるものの暗い。 そしてこのトンネルはフランス積みの見事なレンガ造りであることでも有名だ。 |
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| 文明開化とともに長崎から全国に広まったレンガ建築には、初期からあったフランス積と、明治20年頃から広まったイギリス積の2種類がある。 フランス積とイギリス積の見分け方は簡単。フランス積は前から見て、左の画像のように一列に長いレンガと短いレンガが交互になっている。それに対してイギリス積は一列目はぜんぶ長いレンガ、二列目は全部短いレンガ、というような積み方だ。 |
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| これらを合わせて、現存するものは全国に22件だが、特にフランス積は何と4件だけ。その中の1つがここ、猿島要塞なのである。 この貴重な近代建築のトンネル、中に入ると左側に建物への入り口がいくつかある。 現在はふさがれているが、内部は2階建てで、12の部屋があったという。 |
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| 2001.11.5 |