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| 秋の三浦半島ウォーク2002・第1弾 南の岩、その先にある大絶景〜三浦・海の道ウォーク【前編】 |

| 環境省が指定している『関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)』というものがある。 その神奈川の起点がここ、”三浦・岩礁のみち”だ。 公式サイトには「磯遊びも楽しめるハイキングコース」なんて語句が並んでいるが、地図を見るとこれはすごいルート。 後になって、これはハイキングではなくて大冒険ということを実感するのだが、南の岩を横断し、数々のバトルを越えた先にある風景・・・そこには、これぞ三浦半島、という絶景が広がっていた。 |
| ●今回のルート● 京急線三浦海岸駅→松輪バス停→大浦海岸→つるぎ崎 →江奈湾→毘沙門→盗人狩→宮川町バス停→三浦海岸駅 ●データ● *全長約11kmの長い長い道のりです! *全行程は休憩を含めて約4時間〜5時間です *途中の道は足場の悪い箇所もあるので、滑らない靴は必須!落石にも注意です *道なき道を通ることもあります。体力に自信のある方におすすめです。 *ここで満潮時間を調べて行くと盗人狩をうまく通過できます ●時刻表● *三浦海岸発松輪方面バス時刻表 *宮川町発三浦海岸駅行きバス時刻表 |
| ●もくじ● | |
| ◇このツアーの詳細地図はこちら→三浦・海の道ウォークマップ | |
| 【前編】フナムシバトル開始!〜つるぎ崎への道 | |
| 灯台への道に立ちふさがったのはフナムシの集団!覚悟を決めて、いざ一歩 | |
| 【中編】南の荒波と岩の芸術〜江奈湾への道 | |
| つるぎ崎から江奈湾にかけてのダイナミックな自然を満喫! | |
| 【後編】鳥のオアシスと絶景クライマックス!〜盗人狩への道 | |
| 毘沙門を越えて、いよいよ最後の絶景盗人狩、そしてついにゴール! |
| ◆フナムシバトル開始!〜つるぎ崎への道 | |
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三浦海岸駅から松輪(まつわ)へ向かうバスは「つるぎ崎行」か「つるぎ崎経由三崎東岡行」の2つ。1時間に2〜3本しか来ないのでこの時刻表をあらかじめ見て時間調整した方がいい。 夏休みが終わったものの、この日はよく晴れていた。午前中の日差しが容赦なく降りそそいている。こんな日はTシャツ・短パン・帽子に限る。 駅の近くのコンビニで水を買い、いざ京急バスに乗り込む。 |
| 20分ほどで松輪バス停に着く。250円を払ってバスを降りると、外には強烈な日差しと広大な畑が広がっていた。 畑と畑の間を抜け、集落の間を通って行く。 このときはまだハイキング気分。遠足を楽しむ小学生のような気持ちだった。 |
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集落の奥の坂をどんどん下りていくと、民宿街が見えてきた。 その手前にある”関東ふれあいの道”の看板を左に曲がると、大浦海岸に着く。ここまで15分。 大浦海岸は小ぢんまりした、とってもきれいなビーチだ。 行った日はちょうど2軒ある海の家の解体をしていた。ビーチでは1組の親子が水遊びをしているだけ。 |
| ふと先を見ると、ハイキングコースらしい道がない。 あれ?道を間違えたか?と一瞬思ったが、よくよく見渡すと”関東・ふれあいの道”の細長い看板が。 この看板はたまに出てきて助かるが、この時は衝撃的だった。 だって、道がないのだ。 岩の上を、どこまでも歩いていくようだ。 |
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まあ、仕方ないな・・・と最初の岩に足をかけた瞬間、ばぁぁぁぁ、と大量の黒い物体が動き出した。 フナムシだ。 この動物、ゴキブリに似ていて大嫌い。 飛んできたりはないが、大小無数のフナムシがごそごそと一斉にうごめく中を進んでいくのはかなり勇気がいる・・・というか、嫌。 しかも前方を見渡すとどこまで行っても岩・岩・岩・・・。さっきまでの遠足気分はとっくに吹っ飛んでいた。 |
| ちょっと立ち止まって気分を落ち着かせ、覚悟を決めて、いざ再スタート。 道(というか岩)の途中は濡れている所が多くてツルツルとよくすべる。ちょっとフナムシを避けようとして転倒しては大変だ。 それに、ところどころに右の画像のような箇所があり、波が引いたときを狙って一気に渡る。 昔の『風雲!たけし城』をほうふつとさせる道だ。でも落ちたらかなり危険。自然に逆らわずに、ゆっくり進むのがいい。 |
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フナムシとバトルを繰り広げること10分。 一つ目の岬を回り込むと、つるぎ崎灯台がひょっこり顔を出した。 目の前の岩礁にはざぶんざぶんと荒波が押し寄せ、空は夏の太陽、そして遠くに灯台。 聞こえるのは自然のダイナミックな音だけ。 こんな場所が三浦半島にあったんだ、としばし呆然と立ち尽くしてしまった。 |
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| この岬を回って進むのが大変だった。 ゴツゴツした大きな岩の上を慎重に進み、今度は細かい岩の上を飛び越え、ちょっとプライベートビーチっぽい砂浜があったと思ったらすぐまたツルツル岩・・・。 もちろん激しいフナムシバトルも健在だ。 しばらく行くと、大きな洞窟が。 手元の地図を見ると「大浦山海蝕洞窟」というらしい。海蝕ということは長年の海の働きによってできたのだろう。 |
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”宇宙戦艦ヤマト”の波動砲が出てきそうな巨大な穴。自然の力はすごい。 出発から40分くらいして、ようやく間口(まぐち)漁港に着いた。 朝の漁を終えて、20隻くらいの船が港で休んでいた。 人もいない、のんびりした港だ。 |
| 漁港を回り込むと、前半のヤマ場が訪れる。 間口湾からつるぎ崎灯台の下に行く道へのチャレンジだ。 案の定、ここが道か?と思うと”関東・ふれあいの道”の看板が立っていたりする。 さっきから出てくるこの看板、親切なのはいいけど状況によっては「マジかよ!」と怒り心頭。 狭い狭い崖下の道を行くと、すぐ小さなビーチに着いた。水がとっても透き通っていてきれいだ。 こんなところで磯遊びもいいかもしれない。 |
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そのビーチの奥にはゴツゴツした岩が広がる場所があり、この先をずんずん進んで行くことになる。 そしてもちろん、”ヤツ”はいた。 しかも量が半端ではない。 ここからのルートはフナムシ嫌いの人にはもう拷問だ。 まさに壮絶なバトル。絶対に手なんかつけない、とこっちも必死だ。 フナムシにとってはえらい迷惑な客だろう。 |
| 悪戦苦闘すること約20分。 ようやく、ふたつ目の岬に到着した。 さっきから幅20センチほどの岩の上ばかりを歩いてきたから、急に視界がひらけてうれしい。 ここの波はそんなに荒くなく、潮がゆったりと流れている。 秋のまじった夏の海風がとっても心地いい。 青い青い空を眺め、ふと後ろを振り向くと、つるぎ崎灯台の白い塔が、くっきりと見えた。 |
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| ◇続きはこちら→【中編】南の荒波と岩の芸術〜江奈湾への道 |
| ●このツアーの詳細地図はこちら→三浦・海の道ウォークマップ |
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| 2002.9.17 |