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| 秋の三浦半島ウォーク2002・第4弾 マイナスイオンの王国をゆく〜前田川ウォーク |
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| 横須賀市秋谷 前田橋バス停から徒歩5分 |
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| ●データ● *周辺に駐車場はありません *全長1380mほどのルートです *全行程はゆっくり歩いて約2時間です *途中、川に渡した石の道があり、すべらない靴が必要です *雨の日やその翌日は川が増水していることがありますのでご注意ください *バスはJR逗子・京急新逗子駅から「長井」「市民病院」「大楠芦名口」 「佐島マリーナ」行きに乗って約20分で前田橋バス停に着きます |
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| 三浦半島最高峰、大楠山(242m)からあふれ出す豊かな水。 それをたたえる前田川は、秋谷の海水浴場にたどり着く全長約3キロの流れだ。 そのうちの約1.4キロが、前田川遊歩道として整備されている。 整備といっても、ほとんどの道が自然の狭い川原をたどっていくルートだ。 前田橋バス停を降り、すぐ脇の道を海と反対方向に歩くこと約5分、遊歩道のスタートが見えてくる。 |
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ここがお国橋。 木製の階段を降り、上流をめざして歩き出していく。 ここの前田川は周囲をコンクリートで覆われ、立派。 そのすぐそばを、木道を渡って進んでいく。 何となく尾瀬チック。 遠い車の音もだんだん遠のいて、川の流れは少しずつ細く、そして激しくなっていく。 |
| 10分くらい歩くと階段状の滝があらわれた。 訪れた日はちょうど大雨の次の日。だいぶ増水していたのでものすごい音だ。 水が階段を降りていく音が周囲のコンクリートの壁に反響して、ゴオオオオと絶え間ない音をたてている。 かと思ったらそれを越えると右の画像のような静かな流れ。 ここらへんはまだまだ人工のルートだから、前田川もそれに従っておとなしい。 |
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しかしそんな様相が一変するのはそのすぐ後だ。 今まで川の道を確定していたコンクリートの無機質な壁がなくなり、周囲がゴツゴツとした岩とコケ、そしてグッと張り出した木々に覆われていくと、だんだんとこの川が生き生きとしていくような気がする。 川幅はまだ2メートル以上あるが、その流れはとっても自由。 急な流れの横に渦を巻いているところがあったりしんと静まり返る場所があったり。 |
| 下流ではただ整然とゆっくり流れているだけに見える前田川も、こうやって上に上がっていけばいろいろな顔を見せてくれる。 上の画像のところは、ゆるやかな滝。 コケがびっしりと生えた岩の上を、水がうれしそうにツルツルと滑っていくよう。 ふと顔を上げると、周囲がだいぶ暗くなっている。 頭上高くに、木々が生い茂っているのだ。 |
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なので暗いというよりは全体がほんのりと緑がかっているような感じ。 その頭上の木々からはあたたかい秋の太陽の木漏れ日が差していて、幻想的だ。 そんなエリアはマイナスイオンの宝庫。 都市の交差点に0〜20個、一般家庭には0〜100個ということだが、森林には1500〜2500個あり、さらに滝つぼの横には3000〜5000ものマイナスイオンがあるらしい。 |
| ここには森もあり、小さな滝があり、そして清流がある。 普段の生活で蓄えられたプラスイオンを中和して、さらに血液をサラサラにし、そして安眠が得られて体の抵抗力も増し、おまけに自律神経の働きに効果があるというマイナスイオン。 ここに行けばタダで大量に浴びることができるのだ。 |
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清流を眺めながら進むこと約1時間、中間地点がやってきた。 ここはちょうど大楠山ハイキングコースの入口になっていて、左の画像を手前にどんどん行けば大楠山頂上を目指すことができる。 前田川遊歩道は画像左側からやってきて、橋の上にあがって一休みすることもできるし、そのまま橋の下を右方面に進んでいくこともできる。 |
| さて、ここからの道のりはさっきまでに比べてだいぶワイルドだ。 後半最初の長い木道を越えるとあとはほとんどが川のすぐそばを通る自然の道。 しかも何度か川を渡らなければいけない。 川の中に飛び石が置いてあって、その上を渡っていくのだ。 これはさっきもあったが、こっちのほうが流れが急。 |
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しかも行った時は上の画像のように増水により水没していた。 何分待っても水が引くことはない。当たり前だ。 そこで、意を決して一気に渡ることにした。 ほりゃっ! ぼちゃ。 あっ・・・。 という間に靴の中がびしょびしょ。 参ったなあ、と思い、仕方ないので靴も靴下も脱ぐ。 |
| せっかくだから、と足を水につけてみる。 冷たい。そしてかなり気持ちいい! スニーカーを手に持ってものすごく速い水の流れに足を浸し、滝つぼの近くでは轟音を聞きながらマイナスイオンを体いっぱいに浴び、足を清流につける。 体の上から下まで洗われるような気持ちよさだ。 こんなことなら最初から靴を脱いで渡っていればよかった・・・。 |
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頭上からは相変わらずやわらかい陽がふりそそいでいて、足元では冷たい流れが元気よく下流に向かって進んでいる。 そんな水の中にはどんな生物がいるんだろう。 透き通った水の中をながめると、ちらちらと小さな魚がいるのが見える。 そして水際では赤や白のサワガニがゆっくり歩いていた。 淡水にすむいろいろな生物をじっくり見てまわるのも楽しい。 |
| 足元の水をちょっとすくってみる。 それを口に運んでゴクっと飲み干す。 うまい。 おいしい水の条件は、無味無臭だ。 前田川上流の水は、まさにその通りで、まったく味がなく、においもなく、そしてするするとのどを通る。 この水が、いつまでもこんな色で、そしてゴクゴクと飲めたら最高だ。 |
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終点、尾形瀬橋が見えた。 ここから前田川は2つにわかれ、一方は大楠山の山頂方向へ、そしてもう一本は葉山国際カントリークラブ方面の森へ進んでいる。 橋の階段を上り、大楠山を左手に見ながら前田橋まで歩いていく。 この辺りも開発の噂があるが、何十年かたったとき、ここはどうなっているのだろう? そう思っていたら、中間地点でまた川に下りて起点まで行きたくなった。 川は、相変わらずマイナスイオンを発し続けていた。 |
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| 2002.10.24 |