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| そしてウミウは北をめざす〜城ヶ島 |
| 三浦市城ヶ島 | [地図] |
| ●関連ページ● ナナメイワの上、カモメ大乱舞〜城ヶ島ウォーク |
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| 三浦半島西海岸を南下し、城ヶ島に至る道は格好のドライブルートだ。 城ヶ島大橋(有料:普通車100円)を抜け、たいていの人は灯台や北原白秋の記念碑などを散策するのだが、ちょっと違った海からの城ヶ島めぐりもまた、いい。 |
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| 城ヶ島周遊の大型観光船には目もくれず、”遊び船”乗り場に向かう。これは小さな6人乗りくらいのボートを地元の漁師さんが操縦して島の周りをめぐるもので、知る人ぞ知る、城ヶ島のディープな楽しみ方だ。 料金は30分コースで1人2500円だが、3人以上になると1人1300円くらいになる。 ちょっと高い気もするが、もう自信を持って断言しよう。絶対におすすめだ。 |
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| いざ出発。波しぶきを立てながら、遊び船は島を出る。 まず目に入ってきたのは隆起した海岸だ。 18世紀の元禄関東地震や20世紀の関東大震災など、過去6000年の間に少なくとも4回は巨大地震が発生し、地盤が隆起したことを示す巨大な岩場だ。 島の南部はどこもかしこもこういう自然そのままの地形が残されていて、学術的にも貴重な場所なのだという。 |
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そして城ヶ島大橋を下からくぐる。こんな光景は遊び船ならではだ。 昭和33(1969)年にこの橋が完成するまで、島の人々は対岸の三崎町から渡し舟を利用して行き来していたという。 漁師さんの軽快な説明を間近に聞きながら島をめぐるのもまた楽しい。 そして湾を抜け、南側の太平洋に出る。 とたんに波が荒くなり、岩場ではたくさんの釣り人が糸を垂れていた。 |
| そして、漁師さんがおすすめの場所に連れて行ってくれた。 越冬するウミウが群がる断崖だ。 北で生息する体長80pほどの渡り鳥で、4月下旬から7月にかけて産卵をし、冬は暖かい南へ渡ってくる。 三浦半島では猿島でも越冬が確認されているが、城ヶ島はもっと大規模だろう。無数のウミウがじっと寒さを耐えているようだ。 薄く白くなっているのはフンの跡だ。 |
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こういう光景は陸からは絶対に見えない。 しかもこの断崖の下には人は行くことができないし、観光船はこのルートは通らない。 まさに、この遊び船だけが近づけるとっておきの場所なのだ。 本格的な春が訪れる4月から、このウミウたちはまた、北を目指して飛び立っていく。 遊び船をこうして迎えてくれたウミウが一羽、また一羽といなくなっていくと、三浦半島にもようやく春が訪れる。 |
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| 2001.3.19 |