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横須賀駅歴史散歩シリーズ
時代をみつめた小さな駅〜横須賀駅ストーリー(1)
     

横須賀駅外観

横須賀線が開通したのは明治22年6月。1889年のことだ。
日本は文明開化の真っ最中で、この年に大日本帝国憲法が公布されるなど、近代化への道をひたすらに歩んでいたころ。
そんな中で横須賀線は、旅客目的ではなく、”富国強兵”の国策を担う重要な路線として登場した。
大船からの16キロを当初は単線で結び、明治27(1894)年の時刻表によると新橋〜横須賀間を2時間10分ほどで駆け抜けた。
大正10年の横須賀駅
大正10年の横須賀駅〜
『目で見るよこすか100年』
(昭和57年・横須賀市発行)
から
以後、1945年の終戦まで、軍関係の物資・兵力を頻繁に運んでいた。
それに加えて現在の米軍基地内にあった横須賀海軍工廠(海軍造船所)には最大で87500名もの職工が勤めていて[『横須賀海軍工廠外史』より]、その家族や関係者を含めると全国各地からたくさんの人がここに降りたっていった。
大正15年の横須賀駅
大正15年の横須賀駅〜
『目で見るよこすか100年』
(昭和57年・横須賀市発行)
から
大正12(1923)年の関東大震災で倒壊して復興、そして改築・・・現在の駅舎は昭和15年に改築されたもの。
改築に改築を重ねても変わらないのは屋根の独特の形だ。
蒸気機関車の煙、海軍工廠から響くガントリークレーンの重い音、軍靴の響き、出征を見送る涙、上空を行き交うB25のエンジン音、終戦で故郷へ慌てて戻って行った23万人の思い、戦後の混乱期の買出しの荷物、通勤ラッシュのサラリーマン、通学の学生たち・
戦争と平和の日常と非日常を見てきたプラットフォームは、今日も人々の息遣いを見つめ続ける。
昭和26年の横須賀駅
昭和26年の横須賀駅〜
『横須賀市史』
(昭和63年・横須賀市発行)
から
昭和26年の横須賀線
昭和26年の横須賀線〜
『横須賀市史』から
現在の横須賀線

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2000.5.22