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| 時代をみつめた小さな駅〜横須賀駅ストーリー(2) |
| ところでこのJR横須賀駅はめずらしいバリアフリーの駅として知られている。 自動改札を抜けてからホームの先端まで、まったく段差がない。 これはやはり物資輸送の時、貨車から荷物を運び出しやすいようにという戦前の意図があるからなんだろう。 |
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| そういった”配慮”が現代では人間にやさしい設計になってしまうのだから何だか皮肉だ。 ところで、横須賀の中心部は京浜急行線の『横須賀中央』駅のまわりにある。 市役所・デパート・繁華街その他は全てそちらにあるので、そこから歩いて15分くらいのところにあるこのJR横須賀駅は不便だ。 以前は列車から吐き出された人々の行く手にはすぐ軍関係の施設があり、その時代は軍関係者などは横須賀線で、そして庶民は運賃の安い海路で東京や横浜と行き来をしていたという。 すでにこの時湘南電気鉄道(現京浜急行)は品川と浦賀を結んでいたが、乗客は非常に少なくて苦戦をしいられていた。 |
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| しかし今は京浜急行が繁華街を走り、そして横須賀線は港を眺めながらひっそりと走っているよう。 それでも最近は駅の周りに高層のマンション群が次々と建設されて、周辺の姿は大きく変わろうとしている。 時代の大きなうねりの中でじっとたたずむこの小さな駅。駅ビルも商業施設も何もない横須賀駅は、これからも、ずっと変わらずに人にやさしくしてくれるんだろう・・・。長いホームでさわやかな海風を浴びながら、ふとそう思った。 |
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| 2000.5.22 |